世界自然遺産にも登録されている、韓国最南端の島・済州。韓国本土とは異なる、特有の郷土文化が息づいている島で私も魅せられたひとり。火山島である事と風が強いため、石文化と根菜の食文化が発達。その代表的な食材がニンニクで、島内にも多くのニンニク畑を見かけます。空港のちょうど反対側、西帰浦の海岸沿いにある素朴な倉川里。済州の伝統韓屋が残るこの地に、ニンニク畑の古い農家を生かして映画監督のチャン・ソヌン氏が、奥さまとカフェをオープンさせました。ニンニク畑に浮かぶように佇む、素朴な石造りの済州伝統韓屋。風に吹かれてそよぐ、ニンニクの葉とのコントラストは壮観です。店名のムルコギは魚の事で、「魚カフェ」ということになります。監督は日本に留学経験があるそうで、店内の内装はどこか日本の古い家屋を彷彿とさせる温もりの空間。定番のカフェメニューから、ワインなどアルコールも揃います。奥様が淹れたカプチーノの、ふっくらとしていること。目の前にはニンニク畑、そして海が広がっています。映画のワンシーンにもなりそうな風景を眺めながら、ゆっくりと時間が流れていきます。済州島らしい息吹が、ここにはまだ残っているのかもしれません。
エスプレッソ、カプチーノなどのコーヒーにビール、ワインとお酒も揃う |
電話番号: 82 - 70 - 8147 - 0804
営業時間: 10:00 - 20:00
おやすみ:月曜日
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